過発情症候群の小桜インコ(卵詰まり、総排泄腔の脱出など)
2010.11.24更新
■過発情症候群の小桜インコ(卵詰まり、総排泄腔の脱出など)
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飼育しているオカメインコが急に呼吸が速くなり、元気がない理由で来院しました。川崎市麻生区からの来院です。軟便をおこしていました。検便は陰性です。
来院時 腹部が膨満しており、触診にて卵詰まりが仮診断されました。
確認のためレントゲンとエコーをとりました。レントゲンでは過骨症や肝臓腫大が確認されました。
やや巨大卵でしたが、保温をしたところ、2時間後、自力で排出しました。
その後元気になりました。
腹部も小さくさりました。小桜インコは骨盤の大きさで雌雄を見分けます。
この症例は1才未満なのに過骨症や肝臓が肥大しており、発情をおさえる指示をしました。
発情は抑えるには、注射、過度に接し方を慎む、温度差を多少つける。暗期をおおくするなどあります。このオーナーの方は、注射により卵詰まりの予防を希望されたの1週間後に予定しています。明日まで入院です。
翌日になり、大きな便をしました。このような巨大便は、卵詰まりが解消されるとよくおこります。
しかし総排泄腔が脱出してしまいました。用手法で修復しました。
しかし用手法のみでは、再脱出してしまったので、総排泄腔を1糸縫合しました。
5時間後、クロアカに糸はしっかり、ついています。
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