総排泄腔脱の文鳥(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2011.01.12更新
■総排泄腔脱の文鳥
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川崎市麻生区からの来院です。
CC(主訴)
支払時に他院で止血剤をもらう。その後時間とともに状態が悪化したため、本院に午後1時40分来院した。
来院時は総排泄腔脱で写真のように状態でした。ただの出血ではありません。生食で総排泄腔を収縮させて治しました。
写真は脱出後と処置後
その後1週間、 再脱出はありませんでした。
1週間入院してよくなりましたが、帰宅後完全に回復するまで1ヶ月かかったそうです。
写真は退院時
卵をふだんから良く生む文鳥なので、たぶん他院で卵を出したあと総排泄腔脱になったと予想されます。総排泄腔脱になったら、早く所定の位置に戻さないと生命の危険があります。この症例は総排泄腔脱の部位が大きく、本院に転院して、再脱出はありましたが、結果よく退院できてよかったです。
オーナーとべったりの文鳥で、そのため年中発情してしましまいます。良く卵を産む原因のそこにあるとおもいます。
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