小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2012.10.17更新

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dogtiger犬猫のタマネギ中毒

  
10kgの犬で中型タマネギ(約250g)を1つたべるとおきるされていますが個体差は激しい中毒です。誤ってタマネギをたべても軽度の元気消失、食欲低下で終わることが多いですが、5-10%の犬はタマネギに敏感で激しい臨床症状を示すケースもあります。猫では詳細なデーターはありませんが、中毒はおきます。
 
タマネギのみではなく、ネギ類には注意が必要です。


 症状は元気消失、食欲低下、血色素尿、可視粘膜の蒼白、黄疸がおきます。 
現在は知らないでタマネギをあげる方は多くいません。しかし「タマネギを炒めると大丈夫」、「またハンバークは大丈夫」など誤った情報が流れていることもあり、平気で何度も調理の中にタマネギあげる方をみたこともありますが絶対にやめてください。これら手を加えたほうが、タマネギ中毒はおきやすいです。お菓子の「下仁田ネギパイ」 や、焼肉の汁をドックフードにかけておきたこともあります。実験で確かめられていますが、タマネギをあげると、元気があっても犬の体に中には必ず異常がおきています。

 
調理したタマネギ 牛丼

 
  ハンバーグ
上記の食事は犬猫にはよくありません。


 万が一、食べているところを見たら30分以内なら嘔吐させることは有効とされています。
それ以上はタマネギは吸収が早くので効果的ではありません。中和する薬剤はないので、対象療法が中心になます。たいてい1週間位で治りなすが、異常に食べた場合は死亡例もあります。
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診断
 タマネギの摂取を確認と血液スメアで初期ならハンイツ小体を確認、回復期はヘルメット細胞、球状赤血球を確認が必要です。


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投稿者: オダガワ動物病院