■深爪により出血
写真は深爪による出血で来院したウサギです。脚は赤くなっていますが、来院時は出血は止まっていました。
オーナーも念のために来院したケースです。
◆一般的にオーナーは深爪で血が出ると、ずっと血が出ると勘違いするみたいで、大騒ぎをしすぎる傾向がありますが、心配することはまずありません。
私達が不注意で指から出血した場合を想定して考えて下さい。圧迫すれば15分で止まります。
同様にウサギの深爪も最初は派手に出血しますが、そのままでも大抵は15分位で止まります。
筆者の動物病院ではこのよないケースでは、来院時は深爪の出血は止まっています。
◆あえて例外をあげれば、
肝臓が重度に悪いウサギは血は止まりにくい傾向になります。
(肝臓で凝固蛋白を作っている為)
また誤って爪ではなく、指を切った方も診療したことがあります。注意して下さい。
心配なら動物病院にいくことを薦めますが、深爪のみなら特にに処置は必要ありません。
一番してはいけないことは、動物病院に電話して、電話のみで判断を済ますことはやめてください。
■ウサギの爪切りの方法
ウサギの爪切りの方法はできないよなら、ウサギを診てくれる動物病院に診療をお願いしてください。
ただし動物病院でも、過度に暴れるウサギは爪切りもできない場合は希にあります。
筆者の動物病院ではこれまで1羽いました。
■家庭で飼われているウサギは、野生に比べ、運動量が少なく、爪が長くなる傾向になります。
長い爪を放置していると、ケージなどに引っ掛けたりして、出血をおこす原因になります。
また長い爪で歩いていると、人で言えばハイヒールでずっと歩いているのと同じで、脚の筋を痛める原因にもなります。
そこで個体差はありますが、2ケ月に1回は爪切が必要です。
■ウサギの保定
しかしウサギの爪切は家庭で対応は十分可能ですが、保定がきちんとできない場合はしないほうが良いでしょう。
個人でおこなう場合はきちんとした知識が必要です。
自信のない方は、ウサギの診療可能な動物病院等でしてもらうことを薦めます。
著者の経験でこれまで夫婦で爪切りをおこなって骨折や腰砕けになったケースを診たこともあります。
また別施設でウサギが興奮して頭部打撲、後肢打撲させてしまったケースも診療したこともあります。
たかが爪切かもしれませんが、十分な注意が必要です。
ここでは著者がおこなっている爪切の方法を示します。
技術的なことは個人差がありまので、まねをすることはかまいませんが、 事故等における責任はとれませんのでご了解下さい。
ウサギの保定はタオルを床に引き、うさぎを仰向けに寝かせる。
(膝枕をするよいうな感じでおこないます。)
■必要なもの
●タオル
●爪切(犬用/左、またはネザーランドドアーフなど小型兎には猫用/右)
個人的にはウサギ用の爪切りは使用していません。
私は犬用を主に使用しています。
爪を切る訳ですので、00用に固執する必要なないとおもいます。
各自の手の大きさ、爪切りのパワーで決めれば良いと考えます。
●クイックストップこの黄色い粉を爪につける出血は止まります。
■クイックストップ
本来は犬用の爪の止血剤です。
トリマーの方がよく使用しています。
クイックストップはペットショップでも購入可能です。
火を使用しないで止血が可能なので、筆者は薦めています。
■薦められない止血法
止血法は一部の本では
①お線香
②マッチ棒を吹いて消した部位を
出血に部位に当てることを薦めている本もありますが、
一歩間違えばウサギは火傷をおいます。
またこの方法で火傷になったウサギを実際診療した経験もあります。
ガーゼなどで止血した後に、線香やマッチ棒を吹いて消した部位を押し当てれば血は止まりますが、詳細が記載されていないケースが多いみたいです。
この方法をされる方は保定がうまいオ-ナーでないとできません。十分注意して下さい。
また個人的意見として、薦められません。
血がでている上から線香をあてていた方もいました。これでは止血の意味は全くありません。
■薦められない止血法
止血法は一部の本では
①お線香
②マッチ棒を吹いて消した部位を
出血に部位に当てることを薦めている本もありますが、
一歩間違えばウサギは火傷をおいます。
またこの方法で火傷になったウサギを実際診療した経験もあります。
ガーゼなどで止血した後に、線香やマッチ棒を吹いて消した部位を押し当てれば血は止まりますが、詳細が記載されていないケースが多いみたいです。
この方法をされる方は保定がうまいオ-ナーでないとできません。十分注意して下さい。
また個人的意見として、薦められません。
血がでている上から線香をあてていた方もいました。これでは止血の意味は全くありません。
■薦められない止血法
止血法は一部の本では
①お線香
②マッチ棒を吹いて消した部位を
出血に部位に当てることを薦めている本もありますが、
一歩間違えばウサギは火傷をおいます。
またこの方法で火傷になったウサギを実際診療した経験もあります。
ガーゼなどで止血した後に、線香やマッチ棒を吹いて消した部位を押し当てれば血は止まりますが、詳細が記載されていないケースが多いみたいです。
この方法をされる方は保定がうまいオ-ナーでないとできません。十分注意して下さい。
また個人的意見として、薦められません。
血がでている上から線香をあてていた方もいました。これでは止血の意味は全くありません。
■薦められない止血法
止血法は一部の本では
①お線香
②マッチ棒を吹いて消した部位を
出血に部位に当てることを薦めている本もありますが、
一歩間違えばウサギは火傷をおいます。
またこの方法で火傷になったウサギを実際診療した経験もあります。
ガーゼなどで止血した後に、線香やマッチ棒を吹いて消した部位を押し当てれば血は止まりますが、詳細が記載されていないケースが多いみたいです。
この方法をされる方は保定がうまいオ-ナーでないとできません。十分注意して下さい。
また個人的意見として、薦められません。
血がでている上から線香をあてていた方もいました。これでは止血の意味は全くありません。
■薦められない止血法
止血法は一部の本では
①お線香
②マッチ棒を吹いて消した部位を
出血に部位に当てることを薦めている本もありますが、
一歩間違えばウサギは火傷をおいます。
またこの方法で火傷になったウサギを実際診療した経験もあります。
ガーゼなどで止血した後に、線香やマッチ棒を吹いて消した部位を押し当てれば血は止まりますが、詳細が記載されていないケースが多いみたいです。
この方法をされる方は保定がうまいオ-ナーでないとできません。十分注意して下さい。
また個人的意見として、薦められません。
血がでている上から線香をあてていた方もいました。これでは止血の意味は全くありません。
■方法
●後肢
タオルを床に引き、うさぎを仰向けに寝かせる。
(膝枕をするよいうな感じで)
このような体位で後肢の爪をきります。
この時、絶対に後肢を固定しないでください。
前肢
前肢はこのようにおこないます.
爪切りで切った爪
■クイックストップ を使用した爪の止血法
本院のウサギをわざと深爪しました。
最初はこのような様子で、深爪をした場合は、結構血は出ます。
しかしなにもしなくても爪から出血は重度の肝臓機能異常や凝固異常がなければ、15分位で大抵は止まります。動物病院に着いた頃には血が止まっていることが多いです。
重度の肝臓機能異常や凝固異常はウサギではとても珍しい病気です。
次第に沢山の血がでます。
★爪の先をガーゼで止めて下さい
爪の先をガーゼで止めて下さい
血がとまったすぐにクイックストップ を爪の上につけて下さい。 (写真参照)
爪の先をガーゼで止めて下さい
血がとまったすぐにクイックストップ を爪の上につけて下さい。 (写真参照)
すこし止めておくとこのように血は止まります。
まだ血がとまっていないようなら、★を繰り替えして下さい。何度かすれば止まります。
尚・再出血する場合もありますので2時間はよくウサギをみておいてください。

