■ドルゾラミド
炭酸酵素阻害剤の点眼液で、犬の緑内障で使用します。毛様体での房水産制抑制して眼房水の産生を止めます。
日本は1%点眼が、海外では2%点眼も含めて使用されています。
1%点眼、2%点眼も粘稠性が高い点眼液で、点眼液が回りにもれると、眼瞼の周りを掻くことが多くあります。
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■アセタゾラミド
薬理学的には炭酸脱水素酵素阻害薬の利尿剤にはいります。サルファ剤に軽度の利尿効果があることが判明したので、この炭酸脱水素酵素阻害薬が開発されました。しかし副作用が強く現実的には殆ど使用されてません。
炭酸脱水素酵素阻害して毛様体上皮における房水産制を抑制します。以前は眼の炭酸脱水素酵素阻害で他の臓器の炭酸脱水素酵素阻害にはあまり影響しないダラナイト(ジクロルファナック)がありました
副作用として、最初はHCO3-の減少に伴い、AGは一定の高Cl-性代謝性アシドーシスをおこします。H+が呼吸中枢を刺激し、その後代謝性アシドーシスが代償されて、パンテングがおこり、呼吸性アルカローシスに移行するケースもあります。呼吸性アルカローシスになると、H+が細胞外にでるので、Kが細胞内に入り低kになります。
その他副作用として嘔吐、沈鬱の症状があります。
半減期は6-9時間です。やめれば36時間で回復します。