小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2014.11.06更新

オダガワtiger仔猫のハジラミ感染(Felicola subrostratus)


 

ネコシラミ1
推定2ヶ月の仔猫を保護したところ、皮膚から『白い粉』がでていることで来院しました。

猫ツメダニ2
『白い粉』を顕微鏡(×100倍)で診るとハジラミ(若虫)が観察されます。

フロント
駆虫はフィプロニール製剤を使用しました。
フロントライン®のスプレー製剤(写真左)は生後1日目から、滴下剤(写真右)は生後8週令から
ハジラミに使用可能です。

う
別の症例ですが、ハジラミ(成虫)はこのようになります。

 このネコハシラミは『寄生特異性』が強く、ネコ以外にはうつりません。(同然ヒトにもうつりません。)
ハシラミは皮膚のフケ、分泌物などを食べて生活しています。毛に卵を産み、孵化して、若虫になり数回脱皮して成虫になります、一生を同じ猫で過ごし、卵から成虫まで30日間の期間です。

 ハジラミは直接皮膚を吸血することはありませんが、時に皮膚を噛み、血液を採取する場合はあります。非活動的で、シラミ目より刺激性があります。多数寄生すれば皮毛が咬まれ脱毛し、痒みを生じて、湿疹、化膿病変の原因になる場合もあります。冬季に発生が多い特徴があります。


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投稿者: オダガワ動物病院