ヒアレイン点眼(川崎市多摩区・オダガワ動物病院)
2016.06.15更新
■ヒアレイン点眼
ヒアルロン酸はムコ多糖体の代表的な成分で細胞と細胞をつなぎとめる役割があります。角膜の上皮の細胞同士のつながりも、このムコ多糖体が占めており、そのためヒアルロン酸を点眼すると角膜の細胞同士がつながりが強まり、涙の水分を眼の表面を保てるような働きをします。涙は血管のない角膜に栄養を供給しており、涙の被膜が安定すると眼の乾燥が改善され、動物診療でものドライアイ、またの角膜潰瘍の治療によく使用されています。刺激のないことから使い心地が良い点眼薬です。
本院で使用している防腐剤なし0.1%ヒアレイン点眼。主に写真左の使い捨てタイプを使用しています。右のPF( Preservative Free)デラミ容器(防腐剤なし)は標準点眼より、すこし大きな点眼剤で、注文制で扱っています。
使い捨てタイプの防腐剤なし製剤は、0.1%(上)と0.3%(下)の2種類あります。
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