小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.03.20更新

お

chickメガバクテリウム


chickセキセイインコなどメガバクテリウムの診断には複数回の検便と体重測定

あ

 写真はセキセイインコの便です。生後1ケ月の検便ではメガバクテリウムは検出されませんでしたが、3ヶ月の検便では検出された症例。(⇒)

 メガバクテリウムの診断は検便が必要です。セキセイインコでは本院の経験で雛は30%位の罹患率があります。胃、腸に感染し、。胃のみの感染したケースでは検便では検出できません。また腸に感染しても日により検出できる場合とできない場合があります。そのため診断には複数回と検便と体重測定が必要です。

 しかしこのような説明をいつもしてますが、本院では1回検査をうけて陰性だと、絶対いないと勘違いしている方を多くみます。とくに若いセイセイインコの体重が減少するようなら、再度の受診を強く薦めます。

 治療は注射剤の使用で80%は治りますが、薬剤に耐性のあるケースなどもあり効果を示さない場合もあります。。早めにきずいて症状がないうちに治療することが大切です。


chick重傷のメガバクテリア症、セキセイインコの症例

あ

 5才の雄のセキセイインコが来院しました。食欲はあろそうですが、どんどん体重が減少して元気がないそうです。

他の動物病院で、血液検査、検便では異常ななく、気管支に疾患があるのではとのことで、抗生剤の治療をうけていました。

本院での検便では写真のメガバクテリウムが発見されました。(写真の矢印)

メガバクテリウムは初期なら注射薬の使用で80-90%は治りますが、体重は25gを割ると、殆ど薬剤は効きません。

この症例のセキセイインコは20gしか体重はありません。(正常35g位)

残念ながら、回復不可能な状態に堕ちった症例です。

 メガバクテリウムは検便で発見されるケースとまた発見されないケースがあります。そのため本院では診断には複数回の検便、また食欲はあるが、どんどん体重が減少がみられるような症例にはトライアル治療を含めて対応しています。

 セキセイインコを購入した際は鳥類が診療可能な動物病院での検便をお薦めします。


 

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【break time】

 4月に入ると、ニリン草、すみれの花が咲き始めます。

あflower2ニリン草(日影沢にて)
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あflower2タチツボスミレ(高尾山山頂付近)


 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.03.19更新

おchickオカメインコの中毒


あ

8歳のオカメインコ雌が、自宅でつくった目玉焼きをたべてから、急に嘔吐が始まり、その後上記のような下痢が始まり、元気もなくなり来院しました。

この方は毎日。目玉焼きをオカメインコに少しあげているそうです。

この症例は本院で整腸剤、強肝剤、抗生剤の投与で2日程で回復はしました。

たぶん当日目玉焼きを多く食べさせたか、油が酸化していて、このような症状をおこしたと考えられます。

この症例のまずい点は、少しとは言えヒトがたべる目玉焼きをオカメインコにあげている点です。

オカメインコは穀物性の鳥類なので、彼らが主に食べているものをあげることがベストです。

このオーナーの方のように、大変可愛がっていることはわかりますが、意外と危険な飼育をしているケースはよく診ます。


 

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【break time】

あglitter3八ヶ岳・北横岳より蓼科山(2月)


 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.03.19更新

おrabbitウサギの梅毒疑い


あ

あ

鼻の先の痂皮、クシャミ、外陰部の紅斑を主訴に6ヶ月の雌うさぎが来院しました。

臨床症状から梅毒を疑い、梅毒に効果ある抗生剤を投与して経過観察中です。

うさぎは一部の抗生剤投与で、重度の副作用がでるのでヒトと同じの梅毒の治療は薦められません。

抗生剤の使用は注意が必要です。

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■1週間後の来院

a

a

 たいぶ改善しました。その後梅毒に効果ある抗生剤をさらに2週間処方しました。Ⅰ週間でやめると再発が多いためです。


 

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【break time】

あglitter3八ヶ岳、北横岳山頂より赤岳、阿弥陀岳を望む(2月)


 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.03.19更新

投稿者: オダガワ動物病院

2017.03.10更新

おchick卵管脱、卵詰まり


a

a4歳のセキセインコが卵管脱、卵詰まりを併発して来院しました。
卵を割って、詰まった卵を摘出しました。

a脱出した卵管を中に入れて、1糸縫合しました。

 


 

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【break time】

あflower2ヤマ紫陽花、鎌倉、天園休憩所 6月


 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.03.06更新

おchick難治性膀胱炎のモルモット


 あ

 あ
モルモットの4歳です。他院で膀胱結石は自然排泄したが、血尿が止まらないことで来院しました。

他院ではエンロフロキサシン、抗プラスミン剤を投与してました。また本院での、触診、レントゲン検査ではとくに異常はありません。

モルモットは尿中にCaが排泄されるので、写真のように正常で沈査に残ります。

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あ
尿検査でも潜血は陽性です。
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あ

尿沈査で好中球が診られました。本院では異なる抗生剤に非ステロイドを併用してみました。


 

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【break time】
あ
flower2紫陽花(川崎市生田緑地、6月)

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.03.04更新

おchickセキセイインコの痛風


あ  関節に痛風結節が診られた6歳のセキセイインコです。近所の動物病院では治療法がなという理由で2年間放置され増大傾向になっているため麻生区から本院に来院しました。

あ痛風結節を細胞診すると、写真のような組織が採取できました。

あ  顕微鏡で尿酸ナトリウム結晶の針状結晶が診られ痛風と確定診断が出来ました。セキセイインコの場合、痛風結節が小さいとこれらは発見しにくい場合もあります。

 治療は尿酸排泄促進剤を中心におこないます。他に尿酸は酸性尿では溶けにくいため、尿をアルカリにしたり、、尿酸の生産を抑える薬剤が使用されます。

 この症例は重傷症例です予後不良が予想されます。痛風は薬剤の使用で、中程度までの症例なら生活の向上は可能な場合もあります。


 

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【break time】

あ
 flower2蓮(不忍池、7月)

 

投稿者: オダガワ動物病院

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