■ウサギ・モルモット・ハムスターの強制給餌について
ウサギ・モルモット・ハムスターの強制給餌は重要です。嗜好性を考えて餌を選んでください。特にウサギは食べてないと1日で脂肪肝になり、3-4日でいつ死亡しても不思議ではありません。これらの動物はどんな病気になっても強制給餌の有無が生死を分けるといっても過言ではありません。
うまく強制給餌ができない方は、ウサギ・モルモット・ハムスターの診療可能な動物病院で獣医師にお尋ねされるか、当院にご来院ください。
暴れるウサギ・モルモット・ハムスターいます。オーナーが行って骨折させたり、脊髄損傷などおこしたケースも耳します。十分注意して行ってください。
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■この項ではウサギの強制給餌について説明します。
①投与方法 口径のおおきなものを用意して下さい。本院では写真のような注射器の先をきって使用しています。
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本院では猫袋を応用使用しておこなっています。家庭ではタオルで包むのが良いでしょう。オーナーはうさぎの後ろにたって、必ず床でおこなってください。
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②投与量
正式なウサギの必要量はカロリーは詳細はわかっていません。そのため飼育本でも様々です。当院では餌に関係なく、一キロあたり、5-10ml位を基準におこなっています。カロリー量は本により様々で、正式なうさぎの必要カロリーはわかっていません。
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③給餌食の種類 草食動物専用の流動栄養食 ハービーケアー(うさぎの森)
ウサギ、チンチラ、モルモット、プレーリードクックに使用可能です。
病気や手術後の不快感などが原因で、自発的に食事をしない兔の為に利用します。水と混合しやすく、混濁状になり注射器で投与しやすくなります。
能書によれば、ハービーケアーと水を1:1で混ぜ(それ以上でもよいが)1日に1kgあたり50ccの量を与えます。
回数は3時間おきが理想ですが、困難な場合は1日3回、無理のない量を投与します。ビタミンCも豊富に含まれています。
そのままでは食べないときは、刺激物のはっていないシロップや野菜ジュース・プレーンヨーグルトを混合しておいしい味付けにして与えてもいいです。チモシーミールが主原料ですので高齢の動物にも最適です。
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■ハービーケアー アニス(ノーマル)
シソ科の植物のアニスがウサギの食欲を亢進します。
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●ハービーケアー アップル バナナ
アップルバナナの製品もあります。
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■ハ-ビ-ケア-鼻用
ハ-ビ-ケア-鼻用は粒子が細かく水に溶けやすい給餌食です。食事①、水③の割合で使用しますが、経鼻用なのでオーナーさんには不向きです。
ハービーケアーシルーズは当院での使用経験では草食獣の専門メーカー(アメリカ製)が作った製品で、内容はよいですが、食べが悪いウサギもいます。シソ科の植物のハーブがうさぎに食欲を亢進すると記載されていますが、あまり関係ないとおもいます。使用したオーナーの感想では、嗜好性はアップルバナナが良い意見が多いです。うまく食べてくれない場合は、嗜好性にあわせて、手造り野菜ジュース・プレーンヨーグルトと混ぜて使用しています。
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●MS ライフケアー(イースター株式会社)
ウサギ、チンチラ、モルモット、プレーリードクックに使用可能です。
1日量として投与量は体重の5%と記載されています。
ビタミンCの量は少なく、モルモット・テグーに使用する場合、添付したほうが良いです。
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●ベジタブルサポート(株式会社 サムズ)
うさぎ、チンチラ、モルモット、プレーリードクック、小鳥、ハムスターなどに使用可能です。
水に溶けやすく、口径の短い給餌道具でも投与可能です。そのためハムスター・鳥類にも使用できます。
栄養補助食品です。カロリーは十分はいってますが、ミネラル・アミノ酸などは十分ではありません。
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●ハンドメイド食 その1
ゆで野菜を裏ごしかミキサーにかけ、ヨーグルト(無糖)を加えで使用しています。また使用は餌を作ってから冷蔵庫保存で24時間以内としています。冷凍庫に凍らせて必要に応じて溶解して使用する方法もあります。(凍結は一般的に2ヶ月以内に使用)当院の経験では嗜好性は良好です。 体重1kg当たり、10~20ml、1日2~3回 で おこなっています。
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■ハンドメイド食 その2
普段しようしているラビットフードをする潰して、茶漉しにかけて、強制給餌食として使用しています。
最近はフードプロフェッサーで潰す方もいます。
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