ハムスターの門歯(前歯)の過長(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2019.09.22更新
■ハムスターの門歯(前歯)の過長
生後3ヶ月のロボロフスキーハムスターと門歯(前歯)の過長で来院しました。
他院で歯切には麻酔が必要といはれ、転院してきた症例です。
当院では無麻酔で、ウサギ用のニッパを使用して、短くできました。
投稿者:
2019.09.22更新
■ハムスターの門歯(前歯)の過長
生後3ヶ月のロボロフスキーハムスターと門歯(前歯)の過長で来院しました。
他院で歯切には麻酔が必要といはれ、転院してきた症例です。
当院では無麻酔で、ウサギ用のニッパを使用して、短くできました。
投稿者:
2019.08.20更新
■門歯(前歯)の過長
5才雄のウサギの鼻が赤くなり来院した症例です。
このウサギは1歳時より、上顎、下顎のかみ合わせが悪く、2-3ヶ月に1回、歯切に来院している症例です。
当院ではウサギ用ニッパで切除しています。
投稿者:
2018.06.10更新
■犬の歯石
犬は同然ですが、歯を磨きません。ワクチン・フィラリア・健康診断も重要ですが、歯も大切です。我々人間も、きれい好きでなくても、1日2回は歯は磨くとおもいますが、犬は獣医師・動物看護士より指導をうけないとなかなか始める動機がありません。そのため歯石が貯まります。歯石は食べ物のかすではなく悪玉菌の固まりです。人・犬ではこれが原因で、心臓病・肝臓病・腎臓病になっていることが証明され ています。口臭がはじめって動物病院を訪れるのではなく、日頃からの歯磨きが重要です。
犬の歯石のグラム染色
犬の歯石
この写真下の歯石をグラム染色して顕微鏡でみると、写真上になります。螺旋菌が多く診られました。この状態が続くと歯肉炎を併発して、上顎の骨までおよびことがあります。この歯石についた菌は抗生剤では退治はできません。予防は定期的な歯磨きと歯石切除です。しっかり予防することにより、生涯、抜かずに済む歯は多くなります。
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■オーナーの間違い易い歯科予防点として
①ひずめなどかたい物は絶対あげない。ひずめをたべたら歯が丈夫になるは迷信です。犬は肉食で、上顎と下顎の歯は殆どあたりませんが、この裂肉歯のところは、上顎第3後臼歯と下顎の後臼歯が一部分のみ、かみ合います。この部分に堅いものを挟むと、この歯は削れたり、折れたり、歯石がつきやくなります。
②フリスビー・ボール遊びはほどほどにしたほうが良いです。歯が摩耗します。フリスビー・ボールで遊ぶことは、やめるのは大変ですが、歯にはいいことではありません。
③若いころより、しっかりした歯科予防をしましょう。
投稿者:
2018.06.10更新
■ダックスフンドの歯肉からの出血
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7才、去勢済みのダックスフンドが歯茎からよく血が出ることでセカンドオピニオンで来院しました。 この犬は自宅では歯は触れられない位あばれるそうですが、本院では歯科診療はさせてくれました。(動物病院でも歯は噛む癖のある場合は診れない場合もあります。)
とくに右側の犬歯、臼歯1番目、2番目の歯は歯石が酷く、歯周ポケットになっていて、血がでています。著者自身も歯がわるく、良く歯科を訪れますが、私自身の経験から、この状態は結構痛みがあります。
歯石はばい菌の固まりで、犬でも歯石から心臓病始め多くの疾患にかかりやすいことが報告されています。またこのような歯石の多い犬に舐められた手で料理をして食中毒がおきたケースも報告されています。
7才の年齢から歯石除去と歯茎の処置がベストですが、犬での歯科の処置は全身麻酔が必要な点が欠点です。またその後歯磨きは必要です。
歯石の部分をグラム染色すると、グラム陽性の長桿菌がみられました。
オーナーに今後どうするか、検討中してもらっています。処置をしなければ、歯が痛い状態で、平均寿命とされている12-13才まで過ごすことになります。麻酔をかけて処置すれば一時期よくなりますが、その後歯のケアーをしないと再発しやすいです。
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■歯肉治療薬インターベリーαとは
歯肉炎の無麻酔の処置法としてインターベリーαの使用法があります。詳細は上記を参照ください。無麻酔でこの処置はできますが、歯石は除去しないと効果は半減します。
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投稿者:
2018.04.27更新
■来院時
うさぎの門歯(前歯)の過長で地元川崎市多摩区南生田から来院しました。
いつも月1回は見えるかたです。前歯(門歯)の上下があいません。
このように前歯が横になっているときは奥歯にも異常がある場合が多いです。
■処置後
ウサギ用のニッパでトリミングしました。
本院では前歯はマイクロモーターにて切除してますが、このウサギは音に敏感なためウサギ用のニッパを使用しました。
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投稿者:
2018.04.27更新
■ウサギの臼歯の過長
2才のネザーランドドアーフが1ヶ月も食べが少ない理由で来院しました。
最近のウサギの流行でネザーランド・ドアーフは下顎が突出して、上額短いウサギが多いみたです。
その関係か臼歯の疾患は多くなっています。
ウサギは下顎を亜脱臼させて食事します。
その関係で、片方のみ臼歯が過長になっても、食事できる場合もあります。
諸説ありますがウサギの歯は1ヶ月で4mm伸びるので、この症例は相当長い期間にわたって過長があると推察されます。
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■本症例
2才のネザーランドドアーフです。
身体検査は異常ありませんでした。また麻酔前検査の血液・生化学の検査も正常でした。
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■処置
イソフルレンで麻酔をしました。舌に潰瘍があります。
上記しましたが、ウサギの歯は1ヶ月で4mm伸びるので、この症例は相当長い期間にわたって過長があると推察されます。
ウサギ用の歯切り夾みで過長部分を切除して、マイクロモーターで歯をトリミングしました。
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■食事
ウサギの歯の咬合を考え、食事は牧草を多くおげるように指示しました。
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投稿者:
2018.04.01更新
■ウサギ涙管閉塞による化膿
3歳雌のネザーランドドアーフ、雌です。昨日より目ヤニが多く来院しました。
涙液量は、13mm/sec(正常5-10)で、フルオルテストは弱陽性でした。
目の周りをきれいにすると、涙管の排泄部位にリンクして膿が診られました。
細胞診をすると、多数の好中球が診られ、涙管閉塞による化膿と診断しました。
可能な限り涙管から膿をだして、涙管洗浄をしました。
1週間、抗生剤、ヒアルロン酸の点眼と経口の抗生剤も併用しました。---------------------------------------------------------------------
1週間後の来院
この症例は予想より早く改善しました。原因はたぶん臼歯からきていると考えられるので、再発したらすぐに来院する旨をつかえました。ウサギ涙管閉塞による化膿は結構大変なことが経験的におおかったんで、この症例はとりあえず早く回復してようかったです。
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投稿者:
2018.02.12更新
■上顎門歯が3本あるモルモット
4歳の雄のモルモットです。モルモットの歯式は2(1/1 0/0 1/1 3/3)の20本です。通常上顎の門歯は左右1本ずつです。(黒矢印)、この症例は右上顎の門歯が1本多く、2本あります。(赤矢印)
今年4歳になって急に伸びてきたそうです。異常門歯は歯肉との保持は弱く、比較的簡単にこの症例は抜歯は可能と推察されました。
元気・食欲は問題なかったので、門歯のトリミングで今回は治療を終了しましたが、今後は抜歯も必要になるかもしれません。
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投稿者:
2014.10.09更新
■うさぎの涙嚢炎
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うさぎの切歯・小臼歯の根尖の過長が涙嚢疾患を引きおこします。
涙管を洗浄することで、2週間位は症状は抑えられますが、また再発します。
完治はしませんが、涙管洗浄で維持する疾患です。
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