ウサギの結膜過長症(川崎市多摩区・オダガワ動物病院)
2016.08.09更新
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ウサギの結膜過長症
1歳の雌ウサギです。この疾患はウサギ独特の眼の疾患です。眼球の結膜が眼の回りを覆ってしまう疾患です。原因不明です。
酷い個体になると眼全体を覆うこともあり、視力障害をおこします。
処置は外科的に眼の回りの結膜を切除しますが、また増殖することがあります。
本院では免疫抑制剤を点眼してから、この外科的処置をしています。ここ2例は再発はありませんが、他院のデーターでは、その方法でも再発が診られたこともあるそうです。
また3回手術をおこなうと再発しないことを経験している獣医師もいます。
この症例は今後様子をみて判断する必要がありますが、眼全体を覆う場合は手術の対称になります。しかし100%完治の方法がないのが悩むところです。
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