犬の僧帽弁閉鎖不全症(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2019.04.19更新
■犬の僧帽弁閉鎖不全症
上記の犬の心臓病はロイヤルカナン社のデーターを引用すると、
5歳をこえてから多くなります。(ロイヤルカナン社のデーターより)
心臓病にはいろいろありますが、日本では小型犬の飼育が多い関係で、
僧帽弁閉鎖不全症を多く診ます。(ロイヤルカナン社のデーターより)
この僧帽弁閉鎖不全症は上記の写真のように本来大動脈にながれる血液が僧房弁が閉じないため、
左心房に逆流する疾患です。原因は加齢によりおこります。
(富士フイルムモノリスの資料より)
症状は上記のような症状があります。(富士フイルムモノリスの資料より)
僧帽弁閉鎖不全症は現在ステージ分類されており、それぞれのステージにより処置も異なります。
診断された時点で、同居やお友達のワンちゃんと遊ぶ時間を短くして
運動を制限をすることが大切です。
定期的な心臓検診と
心臓が悪くなると肝臓、腎臓など他の臓器に影響をだすこともありますので
血液・生化学検査、尿検査も大切です。
また薬剤の投与も大切です。薬剤は獣医師により見解が異なりますので、
掛り付けの先生にお尋ねください。
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