ネコ、ストロバイト膀胱結石(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2024.10.13更新
■ネコ、ストロバイト膀胱結石
ご注意
このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、
インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
尿道閉塞で8歳の雄ネコが来院しました。
ペニスの先に(写真3)で示した、1-2mmの結石が付着していました。
オーナーに話を聞くと、尿道閉塞は初めてだが以前より頻尿になることはあったそうです。
ペニスの先に付着していた結石をプレラレートに乗せました。(写真3)
結石を顕微鏡でみましたが診断はつかないため
検査センターで分析を依頼しました。(写真4)
後日、リン酸Mgアンモニウム(ストロバイト)98%以上と回答があり
ストロバイト結石という診断がつきました。
尿検査ではpH7.0、潜血(++)、蛋白(++)、比重1.024(写真5)で
沈査では赤血球、好中球がみられましたが
ストロバイト結晶は陰性でした。
ストロバイトはアルカリ尿で生成されます。
この症例は尿pH7.0なのでオーナーには尿を酸性化する食事療法を薦めました。
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