ウサギの蟯虫症例、連日で来院しました。(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2024.03.05更新
■ウサギの蟯虫症例、連日で来院しました。
ご注意
このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、
インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
症例1
(写真1)便の中に白い虫がいることで来院した10ケ月のウサギです。
便をほぐしてセロハンテープで白い虫を捕らえました。
(写真2)顕微鏡(×40)で蟯虫と診断しました。
蟯虫は放置してもほとんどが無症状です。
駆虫はイヌネコの回虫駆虫剤で可能ですが、
生活史が複雑なため生涯にわたり3-6ケ月位に1回必要な個体もあります。
夜に発見されることが多いです。
症例2
症例1と同様便の中に白い虫がいることで来院した4才のウサギです。
便の持参はなくスマホの写真のみのため確定診断には至りませんでした。
蟯虫は10-11mm位の大きさがあり糞に混ざっていても目視で見つけられる虫です。
もし虫が見られたら可能なら便ごと持参することを薦めました。
本日は初めてで症状もないため無処置で帰宅しました。
■ウサギの蟯虫について(Passalurus ambiguus)
■ウサギの蟯虫、再感染例(Passalurus ambiguus)
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